2021/06/14 09:00




そうして、完成したビーズバッグのサンプルを
インスタでお披露目したわけですが、
やはり、ラジカセバッグが一番評判良さそう⁈


ラジカセが一番刺繍するのが大変なので、
それが報われたような嬉しい反応でした😍


何が大変かと言うと、
決まった大きさの中に3つのパーツを
必ず入れないといけないので、
通常通り、端から刺繍していって、最後に

ありゃ⁈スピーカー部分が入らない💦
…となっては大変なのです。


まず、外周を刺繍していきます。
(これは全てのビーズバッグに共通)




外周は2粒ずつ刺していきます。
2粒刺して→3粒戻ってもう一度刺して
…を繰り返す事で、3回糸が通ってるビーズと
2回糸が通ってるビーズが交互に配置されます。

1回だけでも、ビーズは布に止まってくれますが
グラグラの状態なので、
どんどんビーズを刺していくに従って
周りのビーズに押されて、
形がどんどん変わってしまいます。

そして、緩んだビーズが何かの拍子に
引っかかって糸が切れると、
ビーズがバラバラと落ちてしまう事に💦

なので、ビーズ刺繍は最低でも1粒につき2回、
場所によっては3回、糸を通す必要があります。
そうしてしっかり刺したビーズ刺繍は
ハサミを入れないとまずビーズは取れません。
ハサミを入れても取れるのは前後の2〜3粒で
補修や修理も簡単なのです。

何度も行って戻るを繰り返しながら
ビーズでモチーフを刺していくビーズ刺繍は
手間がかかる手仕事の中でも
偏執狂レベルとも言えます😅



そうやって外周が刺せたら、
中のパーツの位置を決めていきます。



3つのスペースを割付てから、

中を更にビーズで埋めていきます。




裏は比較的単調な刺繍が続くので、

楽か⁈と言うと、それはまた別の難しさがあって

ビーズの目が乱れると目立ってしまうので、

気を抜かずしっかり刺していく事が大事です。


前後モチーフが刺せたら、裏地を貼って

バッグに仕立てていきます。


以前はフェルトを二重にして裏地にしていましたが

今回からはバッグ用の芯地を使って

スッキリと綺麗な仕上がりと強度がUPしました!